要約力の大切さを改めて感じた話

生活

雑談的な内容です。

以下の記事を見つけました。

アメリカの子どもの半分近くが「ホットドッグやベーコンは野菜」だと思い込んでいる
アメリカで4~7歳の子どもを対象に行われた調査の結果、「ホットドッグやベーコンは野菜」だと思っている子どもの割合が約40%であるといった、「基本的な食品知識の誤解」があることが判明しました。

『アメリカの子どもの半分近くが「ホットドッグやベーコンは野菜」だと思い込んでいる』というタイトルの記事です。何とも興味をそそられるタイトルです。

そもそも何故こんな調査をしようと考えたんだろうと思ったのですが、記事の元になっている論文の筆者は、動物性食品に代わりに植物性食品を食べることが気候変動対策になると考えたようです。面白い着眼点ですね。

記事を読んで感じたこと

このようにタイトルや中身だけでも面白い記事ですが、私がこの記事を読んで感じたのは要約力の大切さです。

冒頭で書いたように、この記事のタイトルは、

アメリカの子どもの半分近くが「ホットドッグやベーコンは野菜」だと思い込んでいる

です。

ただ、記事の元になっている論文を読むと、正確には、

アメリカの子ども
=アメリカ南東部の都市域に住む4~7歳の子ども176人

半分近くが「ホットドッグやベーコンは野菜」だと思い込んでいる
=調査対象の子どもの39.77%はホットドッグが、40.91%はベーコンが植物性食品だと思い込んでいる

だということが分かります。(私も論文自体は掻い摘んで読んだだだけなので完全ではないですが)

ちなみに、最も多くの子どもが間違った認識を持っていたのは「フライドポテト=動物性食品」というもので、その割合は46.59%だったようです。

記事のタイトルで「アメリカ南東部の都市域に住む4~7歳の子ども176人のうち、39.77%はホットドッグが、40.91%はベーコンが植物性食品だと思い込んでいる」などと書くことはないと思いますが、この記事を読んで要約力の大切さを改めて感じました。私自身、まさにタイトルに惹きつけられてこの記事を読んでしまったので、尚更そう感じます。

特に、こういった記事のタイトルの役割は、いかにして読者を惹きつけて本文に誘導するかが勝負な訳ですから、細かいことには言及せず、役割に特化した形にすべきですよね。もちろん嘘は駄目ですが。

ブログ記事を書いていても思うのですが、私はついつい物事を正確に書こうとして、逆にくどい文章になってしまうことが多いと自覚しています。そういう性分なんだと思いながらも、それに甘んじているだけだと生活する中で損をする場面が多くなってしまうなと感じています。

例外はありますが、物事にはたいてい目的や意図があるものです。それらを上手く見極めて、適当な手段・形を使い分けられるようになりたいものです。

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