インプット大全を読みました!これでインプットの達人に!?

インプット・アイキャッチ 書籍

インプット大全を読みました。正確な書名は「学び効率が最大化するインプット大全」、精神科医の樺沢紫苑さんが書かれた一冊です。

情報が溢れている世の中で、自分に必要な質の高い情報の仕入れ方が学べるかなと思ったのが、手に取ったきっかけです。

同じく樺沢さんが書かれたアウトプット大全も気になっているのですが、まずはインプット大全から読んでみました。

てっきり発行順はインプット大全→アウトプット大全だと思っていたのですが、発行はアウトプット大全が先だったんですね。発行順のとおり、アウトプット大全から読めばよかったかもしれません。

(もちろんインプット大全から読むのでも問題ありません。インプット大全の冒頭でアウトプット大全の内容が数ページで要約されています。)

※2021年11月13日追記:後日、アウトプット大全も読みました。感想は以下の記事にまとめていますので、どちらから読もうか迷っている方含め、興味のある方はご覧になってみてください。

アウトプット大全を読みました!【感想】
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本書では、まず、インプットの基礎について触れています。その後、Read、Listen、Watch、Internet、Learn、そしてAdvanceというテーマの章に分かれ、各テーマにおけるインプットの原則・方法などが整理されています。精神科医としての知識、ご自身の経験なども踏まえて、まとめられています。ところどころで、ご自身のオンラインサロンやYoutubeチャンネルの宣伝なども含まれていますね。

以下、各章の中で、特に印象に残ったことを書き留めておきます。
本書を未読の方は、本記事を読んでいただいて興味を持たれたら、実際の本を読んでみてください。既読の方も「私はこういうことを感じた・学んだ」ということがあれば、是非教えてください。

Read

本は読みっぱなしにするのではなく、具体的なアウトプットに繋げる

本書では、10冊読んでアウトプットしないのと、3冊読んでアウトプットするのは後者の方が良い、と書かれていました。要は、インプットしたらそのままにしておくのではなく、ちゃんとアウトプットしないと意味がないよ、ということですね。

これは、そのとおりだと思います。折角本を読んでも、ただそれだけだとそのうち内容を忘れてしまいます。もちろん、本の内容すべては難しいので、その本から学んだことを何か1つでも実際にアウトプットとして実施してみることが大切だと思いました。

ちなみに本書では、インプットとアウトプットの割合として、3:7を推奨していました。

私自身、最近Kindleを購入して読書量が増えたことを喜んでいましたが、それだけじゃだめってことですね。それぞれの読書から学んだことを1つでもアウトプットして、本当の意味で自らの血肉にしようと思います。

Listen

人の話を聞く時にメモを取り過ぎるのはNG

人の話を一言一句メモに取ろうとするのは効率が悪いようです。インターネット上の膨大な情報を処理しきれないのと同じことです。聞く時は聞くことに集中し、キーワードなどをささっとメモに残す程度にするくらいがいいようです。

一方で、新聞記者の方がインタビューの時にすごい勢いでメモを取る光景、ニュース番組でもよく目にしますよね。あのメモ、実は後で見直すためではなく、インタビュー時の集中力を上げるためだそうです。面白い小話でした。

また、勉強中の音楽についても解説がありました。人によるようですが、勉強中の音は、せいぜい環境音くらいにしておくのがよいようです。音楽を聴くのであれば、勉強前だと脳の活性化に役立つようです。何事も「ながら」ではだめですね。

Watch

何事もよく観察して考えてみる

何気ないものでも、普段からよく観察して思考に繋げることが大切とのこと。「なんでこれはこうなんだろう?」「これって、実はこういうことかな?」など、自分に問いかけをすることで、思考に繋げられますね。観察の結果気付いたことは、ささいなものでもメモに残すようにしておきましょう。

Internet

自分に必要な情報が自動で届く仕組みを作る

インターネットサービスなどを利用して、自分に必要な情報が自動で届く仕組みを作ろうという内容がありました。RSSリーダーやGoogleアラートは私も使っていますが、便利ですよね。一方で、取得する情報量が多かった気がするので、これを機にRSSやキーワードの見直し・整理をしてみました。

また、本書ではスマホの写真などで画像メモすることも薦めていました。自分もやってはいたのですが、写真を取った後はそのままにしていたので、本書にあったように、きちんと整理する時間を取って、きちんと有用な情報にする必要があると感じました。

Learn

能動的娯楽には集中力、目標設定力、スキルを向上させる面がある

能動的娯楽と受動的娯楽に関する話が面白かったです。受動的娯楽は、テレビなどをだらだらと見るような娯楽のことです。一方、能動的娯楽は、ボードゲームなど、娯楽でも頭を使って考える要素のある娯楽のことを指します。直感的にも、同じ娯楽でも、能動的娯楽の方がインプットという側面ではよさそうですよね。

Advanced

・インプットしたことはどんどんアウトプットしていく
・セミナーからは3つの気付きを得られればOK

「想起練習」というキーワードが取り上げられていました。これは、記憶したことを何も見ずに書き出すことです。

インプットしたことは、アウトプットしないとどんどん記憶からなくなっていくとのこと。それを避けるために、どんどんアウトプットしていくことが必要だということでした。

実感のある方もいるかもしれませんね。私も子供の頃、暗記物とかは頭に詰め込んだものを一気に紙にアウトプットしていたことがあったのですが、それに近いものかもしれません。

また、物事からは3つの気付きを得られれば十分とあります。

たしかにそうなんですよね。講演やセミナーに参加すると、どうしても内容を全部理解しようとするのですが、終わってみると「結局、自分の中に残ったことって何だろう?」となることがしばしばあります。漫然と話を聞くのではなく、目的・目標を持って臨むことが大切ですね。これは読書とかでも同じことが言えると思います。

また、記憶のためには寝る前の15分を利用するのがよいという話もありました。学生の時も、暗記物は寝る前がよいというのを聞いたことがあったのですが、私、寝る前のことってあまり覚えてないんですよね。自分の場合は寝る直前過ぎるから記憶に残っていないのか、実は記憶の奥底ではしっかり残っているのか、どちらなのかな、と思いました。

最後に

いかがだったでしょうか?

インプットするにしても、どういう目的でその情報をインプットするのか、インプットした情報をどう使うのか、を考えた上で、自分にとって本当に必要な情報をアウトプット前提でインプットする、というのが大切なんだと学びました。

気になった方は、是非実際の書籍を手に取ってみてください。私はアウトプット大全の方も読んでみようと思います。

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