ANA上級会員(プラチナステイタス持ち)がSFC修行について解説してみました!

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コロナ禍で以前ほどの需要はないかもしれませんが、ANAのSFCや上級会員に関する記事を整理しました。

ちなみに、筆者は2019年にANAプラチナステイタスに到達しましたが、ガチのSFC修行は積んでいません。その点はご了承の上、以下の記事をお読みください。

SFC修行とは

SFC修行というのは、ANAのSFC会員になる資格を取得するために必要なポイントを集める活動のことです。一般的に、多くのお金と時間を要することから、しばしば「修行」と言われます。無事、修行を終えることを「解脱」したと言うようです。

SFC会員とは

SFC会員は、ANAの上級会員の一つです。

SFCは、Super Flyers Card(スーパーフライヤーズカード)の略称です。

ANAでは、マイレージサービスの中で、飛行機の搭乗内容に応じてプレミアムポイント(PP)というポイントが付与されます。1月1日から12月31日までの1年間のPP取得量が一定量を超えると、翌年度、「ブロンズ」「プラチナ」「ダイヤモンド」のいずれかのステイタスが付与されます。

このうち、「プラチナ」か「ダイヤモンド」のステイタスの会員にSFC会員になる資格があります。これらのステイタスになるとSFCというクレジットカードを作ることができます。このカードを取得すると、晴れてSFC会員になれるということです。

つまり、SFC修業とは、ANAの「プラチナ」「ダイヤモンド」ステイタスになることを目指すことと、ほぼイコールです。

SFC会員になるためにはクレジットカードを発行する必要があるので、もちろんカード会社の審査があります。また、SFCを持っている限りSFC会員で居続けられますが、SFCは年会費がかかるため、資格を維持するためにはお金がかかります。年会費はカードの種類により異なりますが、最低でも年間1万円以上かかりますので、安いものではないですね。

SFC会員になるには

上述したように、SFC会員になるためには、「プラチナ」か「ダイヤモンド」ステイタスに到達する必要があります。達成条件は以下のとおりです。

ANAウェブサイト(https://www.ana.co.jp/ja/jp/amc/reference/premium/status/)より引用・2021年5月30日アクセス

参考までにプラチナの前段にあるブロンズも載せていますが、ブロンズにはSFC会員になる資格はありませんので、ご注意ください。

ダイヤモンドはプラチナになるよりも条件が厳しいことから、通常SFC修行というと、プラチナを目指すことになります。

プラチナになるためには、PPが50,000ポイントが必要です。PPはスターアライアンスの航空会社の飛行機に搭乗すれば溜まるものですが、50,000ポイントのうち、半分の25,000ポイントはANAグループの飛行機に搭乗して貯めたものである必要があります。

では、必要なPPを貯めるために実際どれだけ飛行機に乗ればよいのか。それについては、ウェブ上に細かく分析されているものがあるので、気になる方はそういった記事を参考にしていただくのがよいです。

ざっとですが、2021年7月1日(木)の同日中に、羽田・那覇間を1往復した時の料金(ANA SUPER VALUE PREMIUM 28を適用)を基に試算したところ、

PPは、片道で2,860ポイント、往復で5,720ポイント溜まるので、50,000ポイント貯めるには9往復が必要です。

私が検索した時は往復料金が79,220円だったので、予算は79,220円/往復×9往復=712,980円

SFC修行にかかる費用は50万円程度と聞いたことがあるので、上記だとちょっと割高ですね。早めに航空券を確保したり、安い時期を狙ったり、より効率のいい区間(同じ金額でも、よりたくさんのPPをゲットできる区間)を選択したりと、皆さん工夫されているようです。

私がプラチナステイタスに到達した時の飛行機の搭乗履歴は以下のとおりです。

渡航時期路線航空会社獲得PP(うちANA搭乗分)
1月国際線ANA3,1503,150
1月国際線ANA3,1503,150
1月国際線ANA以外2,3180
1月国際線ANA以外1,4780
1月国際線ANA以外1,4780
2月国際線ANA以外2,3180
2月国際線ANA以外1,0920
2月国際線ANA以外5740
2月国際線ANA以外5740
2月国際線ANA以外1,0920
4月国際線ANA2,4842,484
4月国際線ANA3,4773,477
5月国際線ANA以外2,3180
5月国際線ANA以外2,3180
7月国内線ANA567567
7月国内線ANA567567
8月国際線ANA以外1,0920
8月国際線ANA以外5740
8月国際線ANA以外5740
8月国際線ANA以外1,0920
9月国内線ANA3,4603,460
9月国内線ANA3,4603,460
10月国際線ANA2,7092,709
10月国際線ANA3,7923,792
11月国際線ANA以外1,9470
11月国際線ANA以外1,0180
11月国際線ANA以外1,0180
11月国際線ANA以外1,9470
合計51,63826,816

区間や航空会社の情報は載せていません。ご了承ください。必要なPPは、ほぼ海外出張のフライトでカバーし、不足分を溜まったマイルで航空券を購入することで補填しました(9月の国内線が該当します)。

これが冒頭で、ガチの修行はしていない、と書いた理由です。海外出張は、大変なこと・辛いことも多いのですが、プラチナステイタスを目指すという意味では、とても恵まれた環境だったと思います。

プラチナステイタスになってよかったこと

私は、プラチナステイタスには到達しましたが、まだSFC会員にはなっていません。SFCは年会費がかかるので、入会するのはぎりぎりでもよいかな、とケチなことを考えています。

ということで、記事本来の趣旨とは少し変わってくるのですが、プラチナステイタスで得られたサービスのうち、よかったものをここで整理しておきたいと思います。

SFC会員はANAのプラチナステイタスに近いサービスを受けることができますので、SFC会員の方も参考にできます。以下で挙げたものは、SFC会員にも当てはまることです。

荷物を預ける時に専用レーンを使える

基本的には、出張時の荷物は機内持ち込みできる量に抑えたいのですが、出張によっては大きなサイズのスーツケースで行くことが往々にしてあります。締め切りに近い時間など、タイミングによっては長い列ができている場合もあるので、そんな時に専用レーンが使えるとストレスフリーです。

出国検査前のセキュリティチェックで専用レーンを使える

荷物を預ける時と同様、チェックインを済ませて、セキュリティチェックをする時、タイミングが悪いと長蛇の列ができている時があります。そんな時、専用レーンを使えば、ストレスなくセキュリティチェックを済ませることができます。ただ、すべての空港で使えるわけではなかったと思います。事前に要チェックです。

優先搭乗ができる

機内持ち込みのスーツケースなどがある場合、後から搭乗すると座席近くの収納スペースがなくなっている場合があるので、優先登場助かります。手荷物がなければ、最後にゆっくり乗り込めばよいのですが。

出国後にラウンジを使える

特に国際線の場合は、早めに空港に到着することになるので、割と搭乗時間までの時間が余りがちです。そんな時に、パソコン開いて作業ができる場所があるのはありがたいです。軽食もあるので、お腹も満たせます。炭水化物系が多い印象ですが…。

余裕のある時はお酒を入れたりもします。

上記のメリットを同行者にも適用できる

上記のメリットは1名だけですが、同行者にも適用することができます。二人で出張に行ったけど、相手がSFC会員やプラチナ会員でない場合でも、相手の人と一緒に上記のメリットを受けることができます。私も平会員の時はステイタス持ちの人にお世話になりました(笑)

ちなみに、ANAのSFC会員やプラチナ会員の場合は、スターアライアンス系の航空会社のフライトを利用する場合でないと、上記のサービスを受けることができませんのでご注意ください。

最後に

いかがだったでしょうか?

書いてみたらごちゃごちゃしてしまったので、需要がありそうであれば、内容の整理や深堀とかもしてみようと思います。マイレージ関係は結構複雑で、私も全体を把握しているわけではないので。

コロナ禍で旅行や出張には行きにくい状況だと思いますが、本記事が何かしら役に立つと嬉しいです。

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